ナラタケモドキ(Armillaria tabescens食(生食は中毒

ナラタケモドキ写真1(61KB)

2003年9月5日
新潟県黒川村
(61KB)

ナラタケモドキ写真2(73KB)

2003年9月9日
新潟県新発田市
(73KB)

ナラタケモドキである。ニガイグチモドキに続き、またも「モドキ」の付くきのこである。ニガイグチモドキのページには、「モドキ」の名に”相応しくない”きのこの話を書いた。が、こちらは総合的に「モドキ」にふさわしいネーミングであると思う。

ナラタケ属のきのこが細分化された話は、以前にオニナラタケのページで少しふれたような記憶がある。細分化される前は、柄に”つば”があるかないか(=ナラタケなのかナラタケモドキなのか)、そこだけ見ていれば良かった訳で、同定する側としては”楽な(悠長な)時代”であった。今は、ナラタケ属のきのこを見ても、おいそれと種名は付けられないことがある(特にクロゲナラタケワタゲナラタケ)。


全然関係ないけどさ、ナラタケモドキ採ったんです。ナラタケモドキ。で図鑑をよく見ると、食用の垂れ幕が掛かってるんです。食用。もうね(中略)おまいら、食用って言いたいだけちゃうんかと。(中略)そんなナラタケモドキの最新流行は(全然最新ぢゃないと小一時間問い詰められそうだが)、

  • ナラタケ属は全般に柄が繊維質であまり消化が良くないが、本種は特に柄が堅い。これ。
  • ナラタケ類全般に傷みやすく、採取当日に洗って熱処理する必要があるが、本種は他のナラタケ類よりも気温の高い時期に発生するため、特に傷みやすい。これ。最強。

しかしこれを頼むと、中毒の危険も伴う諸刃の剣であり、食用としてはお奨めできない。まあお前、>>1のような℃素人は、スギヒラタケでも採ってなさいってこった・・・こちらも危険が(ry。

(2007年5月18日作成)


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