ウスヒラタケ(Pleurotus pulmonarius)
栽培きのこの、ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)・エリンギ(Pleurotus eryngii)・タモギタケと同じヒラタケ属(Pleurotus)である。ヒラタケとは、傘の肉が薄く、色が薄い点で区別されるが、実際には中間的なものも見られ、肉眼での区別は完全ではない。ただ、ヒラタケとウスヒラタケは交配できないため、生物学的には別種であることには間違いない。夏に見かけるのはほとんどウスヒラタケ(のタイプ)であるように思われる(ただし発生時期についても、両種間であまり違いがないことが分かっている)。 このきのこを採るために山に入る、ということは稀で、登山をしていてたまたま出会うことが多い。特にブナ帯で、ブナに限らず多種の広葉樹の枯れ木に発生している。あまり癖のない味で、見つけると採ってはラーメンなどに入れたりしていた。 (2008年3月12日 写真4〜7を追加しました) 参考ページ:ヒラタケ(とウスヒラタケ)とスギヒラタケの違いについて |