チチタケ(Lactarius volemus食

 今までupされたきのこはパッとしない夏茸ばっかじゃん、という批判も多かっただろうが、最終回(注)にしてようやく王者(笑)の風格を備えたきのこの登場である。といっても、人気があるのは栃木県とその周辺だけだったりするが(新潟県内での人気は如何ほどなのか)。

 かくいう私は、けっこう好きだったりするきのこである。肉質はぼろぼろした感じで、よく言う「縦にさけるきのこ、さけないきのこ」の「さけない」は、このチチタケをはじめとするチチタケ属およびベニタケ属のきのこを指しているのか。ちゃんと食べられるきのこもあるのに、ちょっと不当な差別にも思える。

 肉質が悪い分、ダシが出るので、それが生きるような調理法が開発(?)されている。ちたけそば(うどん)が有名であるが、うろ覚えなので概要だけ書いておく。

1 きのこを洗って適度な大きさ(1〜2cm角)に切り、なぜか茄子と一緒に油で炒める。
2 炒めたものを水に入れ、醤油と酒で味付けする(それ以外の化学調味料は厳禁)。
3 暖かいまま、または冷蔵庫で冷やしてから麺のつゆとして用いる。

 たくさん採るのは難しいが、この時期(7〜9月)にナラやブナの林に入ればよく発生しているので、試してみては?
 実際に作ってみました(2002年8月31日)。

(注)「夏のきのこ」という特別連載?企画を、何を血迷ったのか2002年夏にやっていて、その最終回がこのきのこだったと。

上から見たチチタケ

上から
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ローアングル チチタケ

下から
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乳液が・・・・ボケてますが

乳液が・・・
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チチタケ老菌

乳液も
出尽くした老菌
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