チチタケ(Lactarius volemus)今までupされたきのこはパッとしない夏茸ばっかじゃん、という批判も多かっただろうが、最終回(注)にしてようやく王者(笑)の風格を備えたきのこの登場である。といっても、人気があるのは栃木県とその周辺だけだったりするが(新潟県内での人気は如何ほどなのか)。 かくいう私は、けっこう好きだったりするきのこである。肉質はぼろぼろした感じで、よく言う「縦にさけるきのこ、さけないきのこ」の「さけない」は、このチチタケをはじめとするチチタケ属およびベニタケ属のきのこを指しているのか。ちゃんと食べられるきのこもあるのに、ちょっと不当な差別にも思える。 肉質が悪い分、ダシが出るので、それが生きるような調理法が開発(?)されている。ちたけそば(うどん)が有名であるが、うろ覚えなので概要だけ書いておく。 1 きのこを洗って適度な大きさ(1〜2cm角)に切り、なぜか茄子と一緒に油で炒める。 たくさん採るのは難しいが、この時期(7〜9月)にナラやブナの林に入ればよく発生しているので、試してみては? (注)「夏のきのこ」という特別連載?企画を、何を血迷ったのか2002年夏にやっていて、その最終回がこのきのこだったと。
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