タマゴタケ(Amanita hemibapha subsp. hemibapha)(2006年3月14日最終更新) 派手な姿形で毒きのこという例はベニテングタケ、それに対してタマゴタケは『派手な色で食用きのこ』、の代表格か。 夏から秋(9月いっぱいまで)にかけて、落葉広葉樹林などさまざまな林に発生する。根元に白いつぼがあり、傘は赤く周辺部に溝線(細い溝)があり、茎は黄色とオレンジのまだら(『だんだら模様』といわれる)があることが特徴。 タマゴタケの亜種には、黄色い「キタマゴタケ」(A. hemibapha subsp. javanica)・茶色い「チャタマゴタケ」(A. hemibapha subsp. similis)があるが、まだ見たことがない。一度は見てみたいものだが、キタマゴタケは、猛毒のタマゴタケモドキ(A. subjunquillea)と区別できなければ食べる資格はない。 きのこ汁にしてもおいしいものではなく、洋風料理(オムレツなど)が向いていると思われる(というか、勝手にそう思っている)。 新潟県内で、セイヨウタマゴタケ(Amanita caesarea)が発生しているという報告があり、これまでタマゴタケ(A. hemibapha subsp. hemibapha)として報告されてきたものの中にも再検討を要する個体があると思われる。なお、セイヨウタマゴタケは、傘の橙色が強いこと、傘中央が盛り上がらないこと、傘周囲の条線が非常に短いこと、柄が比較的短いこと、柄の模様が黄色地にわずかに白いこと、などがタマゴタケとの区別点になるという。 ↓写真を追加しました(2006年3月14日、2007年11月5日)↓
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