ミネシメジ(Tricholoma saponaceum);生食はミネシメジである。地味な色合いの”シメジ”で如何にも美味しそう(まだ言うか)であり、一部の図鑑(多くの図鑑?)で食用となっている。しかし、不味くて食えないどころか、中毒の恐れも指摘されている。 傘表面中央部ににスス色の鱗片が付着、ひだは粗で、肉を傷つけるとピンク色に変色し、石けん臭を呈することが特徴。カオリツムタケも石けんのような臭いがするが、本種は青臭さも混じっているような希ガス(るだけかもしれないが)。 ミネシメジの近縁種(変種)で柄にスス色鱗片を付着するものをミドリシメジ、付着しないものをミネシメジということがあり、その場合は学名も下記のように表記される(もちろん基準変種はミネシメジである)。上の写真2は新潟県内でのきのこ採集会にて採取されたもので、ミネシメジ(complex)と書かれていたが、ミドリシメジなのかどうかは不明である。
(2007年8月7日作成、2008年4月15日写真3・4追加)) |