カオリツムタケ(Pholiota malicola var. macropoda毒

カオリツムタケ写真1(65KB)

2001年10月9日
新潟県朝日村
(65KB)
カオリツムタケ写真2(72KB) 2003年7月28日
福島県表郷村
(72KB)
カオリツムタケ写真3(55KB) 2003年7月28日
福島県表郷村
(55KB)

 『山と渓谷社フィールドブックス きのこ』では、毒きのこ扱いされていないが、新潟県でも2001年に中毒の発生した(注)毒きのこである。ニュースで「きのこ中毒」と聞き、ツキヨタケの中毒にしては、ちょっと早いかな、と思ったら本種だった。新潟県内でこのきのこに中毒した事例は、おそらく初めてだろうと思う。
 一番上の写真のものはアカマツ(?と思われる)の古い切り株から発生していた。全体的に黄色っぽく、上は幼菌で傘径1〜2cm、茎長5〜10cm程度だったが、数日後、傘が開くと径5cm程度になった。これといった特徴をはっきり覚えていないので、今後発生したらまた観察したい。

(2006年5月26日 写真追加)

注:
今年初のキノコ食中毒
 28日までに県に入った連絡によると、長岡市で毒キノコ「カオリツムタケ」による食中毒が起きた。26日夕に知人からもらったキノコを食べた長岡市の家族4人が、直後から下痢、おう吐などの症状を訴え、うち2人が入院して医師の手当てを受けた。今年に入って、毒キノコによる食中毒の報告は県内初めて。キノコを採った人を含む同市の2家族6人も同様の症状となったが、治療は受けていない。患者は全員快方に向かっている。(新潟日報 2001年8月29日朝刊に掲載)


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