トキイロヒラタケ(Pleurotus djamor var. roseus)
トキイロヒラタケは、ヒラタケ・ウスヒラタケ・タモギタケ・エリンギなどと同じ、ヒラタケ科ヒラタケ属(Pleurotus)の食用きのこである。 “朱鷺”の名が付くにも関わらず新潟県内ではあまり見かけることもなく、私も上記の小型個体をたった1回採取したことがあるくらいである。人工栽培も試みられているが、干物臭い粉臭がすること、および加熱すると美しいピンク色が失せてしまう(これは同じヒラタケ属で黄色いタモギタケと共通する)ことから、あまり定着しなかったのでは・・・といってみる。 家の光図鑑(「きのこ図鑑のページ」参照)において、従来このきのこに使われてきた学名 Pleurotus salmoneostramineus はP. diamor(通常白色のきのこ)のシノニム(同物異名)であることが指摘されており、本ページもそれに従って P. diamor の変種という位置づけで表記している。 (2008年7月23日作成) |