ニオイオオタマシメジ(Squamanita odorata)(?)
その発生状況から、コガネタケに寄生すると考えられるきのこである。今回見つかったもの(5枚の写真は、全て同じ場所のもの)も、すぐそばにコガネタケが発生していた。ニオイオオタマシメジのきのこ(子実体)は、黄色い塊(菌塊)から株状に発生しており、その形だけ見るとシャカシメジのようだった。菌塊の黄色は、まさにコガネタケの黄色をしていた。 非常に珍しいきのこであるらしい。コガネタケはあちこちの林の林道脇などで見られるが、こちらは滅多に見られない。これまで、鳥取・新潟・山形・青森の各県と北海道くらいしか確かな報告はない(そのほか、岩手・長野も噂がある)。 食毒は不明だが、食べるとおいしい、という人もいるらしい。そこで、発生2年目の2001年に試食してみた(合計34KB、少し重いので注意)。 |