フサハリタケほどではないが、これまた珍しいきのこ。大きさ10〜30cm(〜それ以上)になる丸いきのこで、若いうちは白いが、だんだん茶色くなり、中身も胞子が成熟して着色する。中が白いうちは食べられる、というが、身がスカスカしており、おいしいという評判は聞いたことがない。 毎年みられるものではなく、発生には気象条件が関係している、という説がある。気温が高くなり、しかもある程度の降水があった後に出るようである(主に7月・9月)。新潟県では、朝日村と柏崎市からしか報告がないが、探せばあちこちから出ているものと考えられる。発生場所は、草地・庭などで、まるでボールが落ちているように見えるのか、子供に蹴飛ばされやすい(哀)という宿命も併せ持つ。
参考文献:松本則行(2000)オニフスベの発生年と気象.新潟県森林研究所研究報告.
(2007年6月26日 写真3・4を追加しますた。)
写真1 やや新しいもの(40KB)
写真2 古くなったもの(46KB)
写真3 (46KB)
写真4 (42KB)
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