ミネアカゲシメジTricholoma rubrobrunneum Miyauchi sp. nov.)食毒不明

2003年8月3日
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2003年8月3日
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上のきのこの
採取翌日の写真
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 長岡技科大の宮内教授が新種として発表したきのこであるが、今のところ文献は下記のものだけである。しかしながら、新潟県内数カ所で見つかっているようであり、管理人も2003年に上写真の鹿瀬町のほか、上川村・黒川村で確認している。

 私はアカゲシメジを見たことがないので下記の文章を読んでもなんだかよく分からないが、見た目はいかにも「キシメジ属」然としている。新鮮なうちは、全体的に淡いオレンジ色で、何となくフルーティ(アンズのような?)香りがする。採取後時間が経ち、色褪せると一番下の写真のように黒ずんでくる。顕微鏡で傘表皮を見てみたが、下手くそなのか菌糸構造がつぶれてしまったのか、クランプは見えなかった。

 以下は下記文献を引用:
秋比較的早く、マツを交えた混交林に発生する。アカゲシメジに似たきのこであるが、これよりも毛あしが長い。また、採取後色が少しずつ変化する特質がある。顕微鏡的には傘の菌糸にクランプ構造が見られ、アカゲシメジよりミネシメジに近縁のきのこである。この特徴からアカゲシメジとの区別は容易である。新潟県内の数カ所で採取されているので、決して珍しいきのこではない。
以上で引用終わり

引用文献
宮内信之助(1998)越路町のきのこ.越路町史 別編1 自然:pp.99-150

(2003年12月30日 作成)

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