クサウラベニタケ(Entoloma rhodopolium)新潟県ではツキヨタケに次いで中毒の多いきのこである(「きのこ中毒のページ」を参照)。 ウラベニホテイシメジ(Entoloma sarcopum)・ハタケシメジなどと間違われて食べられている、とされている。でも実態としては、シメジ風(ここでは種は特定されていない)の姿・形で、地味な色をしていて何となく食べられそう→食べてみよう→で中毒してしまうのではないかと考えている。 誤食しても致命的ではない(と思われる)が、低くない確率で病院行きとなる。塩漬けにしても毒は消えない。 イッポンシメジ属(Entoloma)なので、胞子が成熟するとヒダがピンク色になるが、幼菌のうちはまだ白い。傘の表面の状態、柄の色、柄の堅さ、柄の地下部の長さ、などで他種と区別することができるが、非常に紛らわしい。 2006年11月23日 ウラベニホテイシメジのうpに合わせて(間に合ってないが)、写真を差し替えますた(写真1・2)。 ↓以下に区別点をまとめたが、クサウラベニタケとウラベニホテイシメジの中間的な特徴を有する個体があるため、誤食して中毒しても責任は持てない。また、クサウラベニタケには、類似種のコクサウラベニタケ(Entoloma nidorosum)(食毒不明)があり、またクサウラベニタケと同属のイッポンシメジ(有毒)もあるが、後者は筆者は見たことがない(新潟県内にはほとんどないのではないかと思っている)。
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