カキシメジ(Tricholoma ustale(毒)

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 秋、落葉広葉樹林・マツ林の地表に発生。傘は褐色で湿時粘性(ぬめり)があり、チャナメツムタケと紛らわしいが、本種はヒダに褐色のシミができるので区別できる(下表のような呈色反応でも比較できるらしい)。誤って食べると、嘔吐・下痢・腹痛などの胃腸系症状を引き起こすが、致命的ではない。

 新潟県での中毒事例はそれほど多くないが、全国的には毒茸3兄弟の一つに入っているようだ。地味な色をしており、縦にさけ、いかにも食べられそうな感じがするからであろう。

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↑2005年11月9日:写真を追加しました↑

表 カキシメジとチャナメツムタケの呈色反応

きのこ名

グアヤクチンキ

硫酸バニリン

カキシメジ

青緑色

紫色

チャナメツムタケ

反応しない

反応しない

呈色反応:山下衛・古川久彦(1993)きのこ中毒、共立出版:p30-36 より


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