フサハリタケ(Crelophus cirrhatus)
ヨーロッパ・北アメリカなどに広く分布しているきのこであるが、日本では、青森県八甲田山、埼玉県秩父郡美の山で発生の報告があるのみである。昨夏(2001年)、新潟県で発生したきのこがフサハリタケであることが判明した。 ブナハリタケ・エゾハリタケなどと類似するが、傘表面に粗毛が生えていること、肉質は弾力的(エゾハリタケのように強靱ではない)であること、特に際だった匂いがないことなどが特徴である。 採取されたのは7月下旬であった。埼玉県の報告も7月下旬であり、ブナ林などの落葉広葉樹林の夏のきのこではないかと考えられるが、発生事例の蓄積が待たれる。
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