エノキタケ(Flammulina velutipes)
冬と言えばエノキタケである、というわけで(おい、エノキタケを掲載した。 野生(天然)のものと、栽培品とでこれだけ色・形が異なるものも珍しい、とよく言われている。なぜ栽培品が「白く白くモヤシのように」なっていったのか、詳しい経緯については、主産地の長野県の人に聞かないと分からん(と居直ってみるテスト)。 ただ、よく誤解されているのが、「光を当てないから写真3みたいに白くなるんでしょ」、ということ。昔は確かにそうだったが、現在使われている品種(=「純白系品種」)は、多少光を当てても色は付かないらしい。いわばアルビノ(注)だ。一昔前の品種は、これと対比して「白色系品種」といわれていた。「白色系品種」は、根元が褐色がかっていたので、見た目が良くなく(特に熱を加えたあと顕著)、純白系品種に淘汰されてしまった。 一方で、写真4のような「着色系品種」も根強く?流通していて、最近のニューきのこブームの影響か、店頭でよく見かけるようになったような気がする。「エッ、味の違いは?」:みなさんの舌で実際に確かめてみてほしい。(と逃げてみるテスト) (注)正確には、「アルビノ」ではないらしい(このWebページを参照)。 (2003年12月23日作成) |