ヤマドリタケモドキ(Boletus reticulatus食

ヤマドリタケモドキ写真1(61KB)
写真1(61KB)
群馬県旧水上町
2001年9月30日

ヤマドリタケモドキ写真2(43KB)
写真2(43KB)
新潟県旧上川村
2003年8月31日

 当サイトには、これまではっきりした「ヤマドリタケモドキ」は掲載されていなく、上の写真1を「ヤマドリタケモドキ?」として、あやふやに、ムラサキヤマドリタケのページの一部として掲載していた。しかし、逆に「ヤマドリタケモドキ」ではないのかと言うと否定すべき点もないため、この際「ヤマドリタケモドキ」と確定し、ページを独立させることとした。

 ページを独立させたにも関わらず、ぱっとした写真がないのは苦しいところである。それなりにあちこちで発生しており、特に珍しいきのこではないが、なにしろイグチ類ではもっとも人気が高いきのこであり、またナメクジ・キノコバエなど人間以外にも人気?が高いようで、さらにイグチ類全般の例に漏れず“足が速い(=腐れ易い)”ため、良い状態のものにお目にかかったことがない(かなり苦しい答弁(^^;)。今後精進すべきである。

 ニガイグチモドキのページで、「モドキ」と名が付くきのこと、その『本家』について雑文を連ねたことがあった。ヤマドリタケモドキの場合は、『本家』はヤマドリタケ(Boletus edulis)ということになる。ヤマドリタケは、「青森のきのこ図鑑」(きのこ図鑑のページを参照)によれば、「柄の肉質がきわめて堅く、幼時から傘に多少粘性がある。(略)きわめて類似のものが(略)エゾマツ樹下で採集され調査中」という。はたして本家は日本に分布しているのか?タマゴタケに対するセイヨウタマゴタケのように、見過ごされて存在が認識されていない(区別されていない)だけなのかもしれない。

(2008年5月1日 ムラサキヤマドリタケから独立させ、写真2を追加)


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