イボテングタケ(Amanita ibotengutake)(2004年1月10日 作成、2004年12月7日最終更新)
夏〜秋に広葉樹林・針葉樹林の地上に発生する中型のきのこ。テングタケと混同されてきたが、別種であることが分かった(長沢ら、2003)。 『テングタケ』とは、「大型である」、「つばがとれやすい」、「柄の基部のつぼが何重かの環状になる」などの違いがあるらしいが、外見上の違いが明瞭でないこともある(長沢ら、2003)。 イボテングタケ・テングタケ・ベニテングタケに含まれる『イボテン酸』の呼び名は、山と渓谷社の「日本のきのこ(今関ら、1988)」によれば、 仙台付近の海岸のマツ林に生える大形のテングタケの一種イボテングタケによるとあるが、当時はまだ別種という認識はなかったようで、やっとイボテングタケ(Amanita ibotengutake)が2003年になって(論文ではOdaら,2002)独立したことになる。 引用文献
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